症状が2週間以上続いてしまうのは受診のタイミング

心身の不調を放置していると重大な問題につながっていく

なにか精神的に大きなショックを受ける出来事があり、そのあと、一時的に食欲不振に陥るという経験は多くの人が体験しているでしょう。ただ、長年付き合ってきた恋人と別れたといったことがあったとしても、ある程度、時間を置き、友人などから慰められたりすることで自然に状況は改善していくものです。
しかし、気持ちの落ち込みが長期間続き、食欲不振が一向に改善せず、体重がかなり減ってしまったという場合は心療内科で受診してもらった方がいいでしょう。目安としては症状が出てから二週間以上がめどです。それ以上、経過しても放置していると食欲不振だけではおさまらず、自傷行為などもっと状況が悪化していく可能性があるからです。また、仕事ができなくなって職場復帰もままならなくなるかもしれません。

お酒に溺れている人を病院に連れていくには粘り強い説得が必要

ただ、症状を感じている当人が自ら「病院へ行こう」という気になるかはかなり微妙なところです。心身の不調が二週間以上続いている状況だと、なにもする気になれないという無気力感を抱いている可能性もあるからです。そういう場合は、周囲の人間が段取りをつけて心療内科を受診させる必要があります。「病院に行かせるなんて大げさだ」といった理由で放置し続けていると、病状が回復するどころか悪化の一途を辿る可能性もあるので注意しましょう。
気持ちの落ち込みが原因でアルコールに溺れてしまった人の場合、「自分は病気などではない」と心療内科に行くことを拒否する可能性がありますが、その場合は粘り強い説得が必要です。放っておくと最終的に重度のアルコール依存症になり、心身に大きなダメージを負うかもしれません。